筑紫宮の場所がわかったよん
コンタクトマンのミツシュウラです
「朝日の直刺す国、夕日の日照る国」
タイトルにつられて(図書館から)借りてきたのですが
面白すぎますW
日本の古代の聖地’(山や古墳や神社)をつなげると、太陽信仰が見えてくる。
富士山、大山、仏教山の頂上が、北緯35度21分。
そんな衝撃的な話題から始まる本書。
最も衝撃を受けたのが、筑紫宮の位置
以下、本書の推測を紹介します。
「記紀」には共に、瓊瓊杵尊が日向の高千穂峰に天降ったという天孫降臨神話が記される。特に「古事記」では高千穂峰に天降った瓊瓊杵尊が、
「この地(この国)は韓国と向ひ、笠沙の御前にま来通りて、朝日の直刺す国、夕日の照る国なり。かれ此地ぞいと古き地」
と言い、そこに「底つ石根に宮柱太」く、「高天の原に氷木(千木)高」く宮を造営したと記されている。
これぞ、筑紫の宮です。
様々な説がありますが、本書ではずばり
高千穂神宮
が筑紫宮と主張しています。
その理由は、以下の通り
著者は、聖地と太陽を結んで導いたのが、高千穂神宮。
九州の中心であり、笠沙、韓国に太陽が向いています
筆者が、前方後円墳を結んで出した結論にかなり近い
(前のブログ記事を参照ください)
筆者は、高千穂神宮ではなく、弊立神宮だとおもいます
なぜなら、日の宮であり、樹齢数千年の高い杉があり
水を祀っているからです。
ちなみに、弊立神宮には瓢箪の形をした水の水晶がありますが
実は、瓢箪は、水を祀る複数の遺跡から出土しています。
仁徳紀にも、誓約儀礼を行う説話の中で、瓢箪が使われています
瓢箪は、天皇が祭祀を行う時に使っていたようです。
弊立神宮にあることは、天皇家との関わりを示していると思います
雨を喜ぶカワズくん
さらに、弊立神宮は九州の真ん中です。
高千穂は少し東側。中心ではありません。
高千穂は、天を祀り、弊立神宮は日を祀る
弊立神宮こそが、邇邇藝尊が降臨した場所にふわさしい
なぜなら太陽のラインの中心だからです。
橿原宮の位置も、弊立神宮に近いポジションです
これはまた別の機会に。
筑紫の宮は、瓊瓊杵尊が降臨した場所
日本で最も古い宮かもしれません
ミツシュウラでした