中国で発見された仏舎利は世界唯一
コンタクトマンのミツシュウラです
先日アップされた中国の動画を見て驚きました。
(字幕なし)
陝西省の法門寺から釈迦の骨が発見され、仏教の聖地と呼ばれているそうです
動画は、発見時の映像が紹介されています。
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1987年に台風被害による修復のため、地下から発見されたのが、当寺の釈迦の真骨。
後漢の時代から北魏の時代、まで、この寺は阿育王(アショカ)寺と称されました。
アショカ王は古代インドの国王で釈迦牟天が入寂した200年後、(前272-前226)仏の骨(舎利)を八萬八千四百に分骨して世界各地に塔を建て供養したと伝えられています。
中国では19基の仏真身舎利塔が建立されました。法門寺塔はその中で第五基といわれています。
筆者は中国の古代史を調べる中で、仏教は紀元前には伝わっていたのではないかと思っていました。
呉の時代の八大龍王信仰や淮南子の九州八極などが仏教由来ではないかと思ったんです。
(崑崙山=須弥山という説もあるようです)
釈迦の死後200年は秦や後漢の時代。淮南子は前漢の武帝が編纂させた文物。
やはり、紀元前200年代に仏舎利塔が建てられたと共に、仏教思想も入っていたのだと思われます。
しかし、88400もの仏舎利を建てたアショーカ王ってすごいですね。
法門寺からは、歴代の皇帝が供養した金銀の宝器が出土していますが、骨が入っていた金の壺は古代ペルシアの影響だと思います。
つい先日みほ美術館で見てきたペルシア出土の金銀の宝物と似ています。
ササン朝ペルシアが滅亡し、唐に移住した人々の技術が唐に中国に広まったと思われます。
動画の最初に、唐代で仏僧により盛んだった茶器の映像が出てきます。
唐で学んだ最澄も、お茶を持ち帰って(薬として)日本に広めたようです。
唐の都、西安はシルクロードの中継地点ですから、色んな文化が入ってきました。
仏教の新たなルートがわかって、嬉しい限りです
ミツシュウラでした